2.2. 運用アカウントを作成する

リモートライセンスをインストールするコンピュータに、リモートライセンスを操作するための運用アカウントを作成してください。
運用アカウントのユーザー名、グループ名は以下の通りに作成してください。

ユーザー名  :auto50
グループ名  :bsp
(ログインパスワードは任意の値をご設定ください)

運用アカウントの作成は、以下の手順で行う事ができます(root権限が必要です

  1. bspグループの存在確認を行います。

    # cat /etc/group | grep "^bsp:"
    

    【何も出力されなかった場合】

    bspグループが存在しません。手順②へ進み、グループの作成を行ってください。

    【”bsp”が表示された場合】

    以下のように出力された場合、bspグループが既に存在します。手順③へ進んでください。

    bsp:x:501:
    
  2. bspグループを作成します。

    # groupadd bsp
    

    作成後、手順①のコマンドを用いてグループが作成されたことを確認してください。

  3. auto50ユーザーの存在確認を行います。

    # cat /etc/passwd | grep "^auto50:"
    

    【何も出力されなかった場合】

    auto50ユーザーが存在しません。手順④へ進み、ユーザーの作成を行ってください。

    【”bsp”が表示された場合】

    以下のように出力された場合、auto50ユーザーが既に存在します。

    auto50:x:501:501::/home/auto50:/bin/bash
    

    auto50ユーザーが存在する場合は、psコマンドを用いて、auto50ユーザーをオーナーとして持つプロセスが無いか確認してください。

    # ps aux | grep auto50
    auto50   35497  0.0  0.1  18416  1996 ?        Sl   Nov30   0:21 someprocess
    root     36598  3.0  0.0 103252   832 pts/1    S+   07:38   0:00 grep auto50
    

    上記の例では、somprocessプロセスが、auto50ユーザーをオーナーとしています。
    auto50をオーナーとして持つプロセスは、A-REMOTE 50を利用中に予期せず終了する場合があります。これを避けるために、該当するプロセスのオーナーを全てauto50以外に変更してください。

    変更が完了したら、手順⑤へ進んでください。

  4. auto50ユーザを作成します。

    # useradd auto50
    

    作成後、手順③のコマンドを用いてユーザーが作成されたことを確認してください。

  5. auto50ユーザの所属グループを、bspグループに変更します。

    # usermod -g bsp auto50
    

    作成後、以下のコマンドを用いて変更が行われた事を確認してください。

    # id auto50
    uid=501(auto50) gid=501(bsp) groups=501(bsp)
    
  6. auto50ユーザのログインパスワードを設定します。

    # passwd auto50 
    Changing password for user auto50.
    New password: (auto50ユーザーのログインパスワード)
    Retype new password: (auto50ユーザーのログインパスワード)
    passwd: all authentication tokens updated successfully.
    

以上で、運用アカウントの作成は完了です。

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