ネットワークが実行されないときは

    ネットワークが起動(実行)されないときは、以下のようなことが考えられます。
      
    (1) ネットワークキューがホールドされていませんか?

    ⇒ cip dnコマンドを投入したときに、“AUX726I NETWORK QUEUE : HOLD”が表示される場合、ネットワークキューがホールドされていることを意味します。
    ホールドされている場合は、cip aqコマンドでネットワークキューのホールドを解除してください。

     
    (2) 起動条件がすべて解除されていますか?

    ⇒ ネットワークの監視一覧で[未解除属性]列に、何も表示されていないことを確認してください。
    ホールド : リリースコマンドでリリースしてください
    スタート時刻待ち : 指定された時刻が経過するのを待つか、リセットコマンドで時刻に0000を指定して解除します。
    データ待ち : dsfoユーティリティでデータ待ちを解除させるか、リセットコマンドでデータ待ちを強制解除します。

     
    (3) 先行ネットワークが正常終了していますか?

    ⇒ 監視のチャート画面で対象スケジュール日のネットワークを表示し、先行ネットワークがすべて正常終了になっていることを確認してください。

     
    (4) 先行ネットワークの後続起動待ちが解除されていますか?

    ⇒ 先行ネットワークがデータ待ち属性を持っている場合、「chklユーティリティ」または、「ディスプレイネットワーク・コマンド」で、先行ネットワークの後続起動待ちが解除されているか確認してください。
    後続起動待ちと後続起動待ち解除』を参照のこと

      
    (5) 実行実績の無い先行ネットワークが存在しませんか?

    ⇒ chklユーティリティを実行し、リストに先行ネットワークが表示されない場合稼働実績の無いネットワークとなります。この場合、先行ネットワークをフリーオンコマンドで正常終了扱いにする必要があります。

     
    (6) 過去スケジュール日で正常終了していない同一ネットワークIDが存在しませんか?

    ● 未実行でネットワークキューに残っている

    cip dnコマンドまたは、[モニタ監視]ウィンドウから[モニタ詳細]ダイアログを表示し、[実行待ちネットワーク情報]を実行して、過去日で同一ネットワークが残っていないかチェックしてください

    ● 実行中である

    cip daコマンドまたは、[モニタ監視]ウィンドウから[モニタ詳細]ダイアログを表示し、[実行中ネットワーク情報]を実行し、過去日のネットワークが実行中でないかチェックしてください

    ● 異常終了している

    tomlユーティリティまたは、[モニタ監視]ウィンドウから[モニタ詳細]ダイアログを表示し、[異常終了情報一覧]を実行し、過去日の同一ネットワークが残っていないかチェックしてください

     

    ※過去スケジュール日のネットワークが上記何れかの状態で残っている場合、過去日のネットワークを正常終了または、正常終了扱いとする必要があります

     
    (7) ネットワークに設定されているクラスと同じクラスが割振られているNP区が存在していますか?

    また、区画に空きがありますか?もしくは、区画がホールドされていませんか?
    ⇒ cip da,allコマンドまたは、[モニタ監視]ウィンドウから[モニタ詳細]ダイアログを表示し、[実行待ちネットワーク情報]を実行し、[実行待ちネットワーク情報]で以下を確認します。
    ◆ 「NP区画のクラス」にネットワークに指定されているクラスが存在するか
    ◆ 該当クラスの区画すべてが、「NP区画、実行中ネットワークのステータス」で、“ホールド”または、“ネットワークID”で、ネットワークが実行中で埋まっていないか確認してください

     
    (8) 排他リソースを使用するネットワークの場合、リソースが確保できる状態になっていますか?

    ⇒ [モニタ監視]ウィンドウから[モニタ詳細]ダイアログを表示し、[リソース取得情報]を実行し、[リソース取得情報]で以下を確認します。
    ◆ 「該当ネットワークが使用するリソースIDと使用数分の空きがあるか
    ※ [リソース取得情報]では、使用中のリソースに関する情報のみ表示します
    リソース取得情報

     
     
    ネットワークが何故動かないかを確認する手段
    ディスプレイネットワークコマンドが用意してあります。起動しない理由を確認いただくことが可能です。
    cip dネットワークID,state[, sdate=スケジュール日]
     
    コマンド利用例は以下のとおりです。
     
    ①ネットワークの属性がすべてクリアされていない場合
    ログ1
     
    ②ネットワークの属性がすべてクリアされ、そのほかの制約条件によりネットワークが実行できない場合
    ログ2
     
     
    【補足1】
    AUX882Iでは先行ネットワーク以外の起動条件待ちを表示します。
    AUX882I NOT CLEAR ATTRIBUTE(S) : がNONEであればすべて起動待ち条件がクリアされていることを表しています。
     
    【補足2】
    AUX883Iでは先行ネットワークのステータスを表示します。
    AUX883I のSTATEが ”NORMAL END”であれば、先行が終了していることを表しています。
     
    【補足3】
    AUX970Iは、AUX882I、AUX883Iの起動条件が共にクリアされている場合、起動できない条件を表示します。
     
     
    【メッセージ補足】
    ■ AUX882I NOT CLEAR ATTRIBUTE(S) : attribute(s)
     説明:指定したネットワークの未解除属性を表示します。
     

    attribute(s) 説明
    HOLD :ホールド属性が未解除
    TIME :スタート時刻待ち属性が未解除
    INPUT :データ待ち属性が未解除
    NONE :未解除属性なし

     
    ■ AUX883I prenet-name sdate status
     説明:指定したネットワークの先行ネットワークに関する情報を表示します。
     

    sdate status 説明
    prenet-name :先行ネットワークID
    sdate :先行ネットワークのスケジュール日(YYYY/MM/DD)
    status :先行ネットワークの状態
    QUEUED :実行待ち
    NORMAL END :正常終了
    NORMAL END(NEED MONITOR-ON) :正常終了で後続起動待ち解除属性が未解除
    ABNORMAL END(CANCEL) :異常終了(ネットワークキャンセル)
    ABNORMAL END(SCRIPT ERROR) :異常終了(スクリプトエラー)
    ABNORMAL END(ABEND) :異常終了(アベンド終了)
    ACTIVE :実行中
    NOT FOUND :実行実績がない (※1)

     
    ※1  一度正常終了の記録を作成する必要があります。
    該当のスケジュール日で実行予定が無い場合、フリーオンコマンドを用いて正常終了情報を記録する必要があります。
     
     
    ■ AUX970I OTHER CONSTRAINT : constraint
     説明:全ての属性が解除されて、先行ネットワークが正常に終了していてもネットワークが実行できない、その他の制約条件を表示します。
     

    constraint 説明
    SAME NETWORK(スケジュール日) IS ネットワークの状態 :過去スケジュール日の同一ネットワークが正常終了していない
    NETWORK QUEUE IS HELD : ネットワーク・キューがホールドされている
    WAIT FOR EXCLUSION RESOURCE :排他リソースの確保待ち
    SPECIFIED CLASS DOES NOT EXIST :指定されたクラスが存在しない
    WAIT FOR USABLE NP :NP区画の空きがない(ネットワークを起動する多重度不足)
    UNKNOWN REASON :その他の理由 ※ファイルのアクセスエラー、プラグインのロードエラー等
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