A-AUTO 50の機能

ジョブ起動条件の柔軟な定義

バッチジョブを自動実行するためのジョブをネットワークIDという単位でグルーピングし、稼働させるために必要な起動条件を管理いただけます。「時刻指定」、「先行終了」、「ファイル作成/更新トリガー」など自動実行のために必要な起動条件を定義いただけます。
外部からのファイル作成・更新などをトリガーとしたイベント連携機能を利用することでデータ到着からジョブ実行までを完全自動化できます。
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スケジュール管理

ジョブを自動実行させるために必要なスケジュール情報を、スケジュールパターンとして視覚的にも容易な操作性で登録・管理いただけます。日次・週次・月次などの定期的なスケジュールは当然のこと、複数のカレンダー(※)を用いて締め日などを基準日とした営業日スケジュールや、処理日が休日と重なった時の自動調整の設定なども簡単に登録・管理いただけます。

※ ジョブスケジューリングにとって重要な条件の1つである異なる休日情報を複数のカレンダーで管理可能です

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ジョブスケジューリング

「ジョブの起動条件」、「スケジュールのパターン」、「複数のカレンダー」これらを組み合わせることでジョブスケジューリングを実現します。ジョブの起動条件を管理する「ネットワークID」が、どのスケジュールパターンで自動化するのかを「スケジュールID」と関連付けることで完全自動化を実現いたします。また、A-AUTO 50では、未来日のジョブ実行予定を追加・削除する調整は当然のこと、スケジュール日ごとに「ジョブ起動条件」を変更することも可能です。
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スケジュール日による確実なジョブ管理

A-AUTO 50では、ジョブ実行制御の特徴として、「運用日」と「スケジュール日」という日付の概念をもっています。この日付の概念は、日々のバッチジョブを確実に実行制御していくためには大変重要な役割を持ちます。ジョブスケジューリングされた各処理は、スケジュールされた日付(スケジュール日)の処理として実行されます。つまり、同一の処理であっても過去日の処理と当日の処理では異なるものであると識別し、確実に過去の処理を実行してから当日の処理が実行されます。
A-AUTO 50では、ジョブ管理製品として長年の実績で培ったスケジュール日の概念によって、スケジュールされたバッチジョブすべてを確実に自動実行することができます。
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ジョブ進捗監視

「今、何が実行中なのか?」、「異常終了している業務はないか?」、「残りのジョブは?」など、運用の現場で必要となる監視要件を簡単な操作のみで確実に把握することができます。また、業務の異常終了やクリティカルな業務の開始・終了の遅延といった、業務に関する異常を利用者に通知することができます。
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監査証跡機能

■監査証跡機能 マスタ操作制限
A-AUTO 50の各種マスタファイルに対し、ユーザIDごとに操作を制限することができます。内部統制において、決められたスケジュールが正しく稼働することを保障することが重要です。
本機能では、ユーザID毎にマスタ操作(追加・更新・削除)を制限することが可能となり、権限をもった管理者のみがマスタ操作することを可能とします。
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■監査証跡機能 ログ取得設定
各種マスタの操作(参照、追加、削除など)に対する証跡情報をログとして取得するかどうかの設定が可能となります。
つまり、スケジュール情報の変更に対する証跡情報をログとして保存することが可能となり、スケジュール通りに正しくジョブが稼働したことを証明することが可能となります。
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■監査証跡機能 監査証跡ログ
ユーザ管理画面から設定した内容が正しく機能していることと、A-AUTO 50のマスタファイルに対する操作履歴全てをログとして収集可能となります。
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A-AUTO 50と有償版A-AUTOとの違いについて

A-AUTO 50と有償版A-AUTOとの違いは以下のとおりです。(2015年11月11日現在)

  1. キャパシティ制限
    ■ ネットワーク登録上限
    A-AUTO 50    : 50
    有償版A-AUTO  : 50,000 (動作保証値)
    ■ ワーク登録上限
    A-AUTO 50    : 50
    有償版A-AUTO  : 特になし
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  2. タイムシミュレーション機能
    A-AUTO 50ではタイムシミュレーション機能をサポートしていません。
    ※Webクライアントにてネットワークの実行シミュレーションを行う機能です
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  3. マスタ情報のインポート/エクスポート
    A-AUTO 50では、マスタメンテナンスはWebクライアントからのみに制限しています。
    これは、登録可能なマスタそのものが制限されているので、大量のマスタ登録が発生しないためです。
    なお、有償版ではマスタ情報のインポート/エクスポート機能を提供しています。
    ※ 有償版への切り替え時を希望されるお客様はマスタデータの移行は可能です
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  4. ログ管理機能
    A-AUTO 50では、複数コンピュータ上のログ収集・管理を行うログ管理機能はサポートしていません。
    ログ管理機能については、こちらをご参照ください。
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  5.  有償オプションの利用
    A-AUTO 50では、有償オプションは利用できません。
    有償オプションには、メール送信オプション、SAP連携オプション、レポート出力オプションなどがあります。
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  6. バージョンによる違い
    有償版のA-AUTOの最新バージョンは、V8.0.0ですが、A-AUTO 50は、ひとつ前の V7.2.4を利用しています。
    A-AUTO 50(V7.2.4)と有償版(V8.0.0と)の機能差は以下の2つです。【サーバ監視機能】
    A-AUTO V8では監視ツールのzabbixがバンドルされています。(サポート契約は別途必要となります)
    詳細はこちらをご参照ください

    【Dashboard機能(有償オプション)】
    ジョブおよびサーバ監視の状況を一元的にモニタリングする画面を提供します。
    詳細はこちらをご参照ください