【活用事例】『AWSインスタンスタイプを計画的にスケールアップしコストの最適化を実現する』

~A-AUTO 50とAmazon EC2 API Toolsを連携させた自動化~

背景

以前の活用事例では、AWSの利用コストを最適化する手段としてインスタンスの起動・停止の自動化事例を公開しましたが、更なるコストの最適化を考えます。
AWSでは、アプリケーションを稼働させるインスタンスの負荷に応じてAmazon EC2の能力を自動的に拡張・縮小機能として、オートスケーリングの利用を推奨しています。
しかしながら、スケールアウトを考慮していないアプリケーションの場合、改修にそれなりのコストが必要となってしまいます。
このため、ここではすぐに始められる事例として、『A-AUTO 50』と『Amazon EC2 API Tools』を組合せた、“無料でできるインスタンスのスケールアップの自動化”をご紹介します。

 

適用ケース

本事例の適用ケースとして、例えば以下のようなケースを想定します。

  • 一年のうち特定の時期のみアクセスが急増する
  • 週末にのみアクセスが集中する
  • 広告を出した直後にアクセスが集中する
  • スポーツなどのイベント開催期間に連動してアクセスが集中する

これは、提供するサービスへの負荷が高まる時期・時間帯を予想できるサービスであれば、それを予め計画し、インスタンスタイプのスケールアップ・ダウンを自動化させることで、コストの最適化と、サービスの安定提供を実現します。
A-AUTO 50をご利用いただくことで、計画的にスケールアップ・ダウンの自動化が実現できます。

 

A-AUTO 50を利用した実現イメージ

AWSスケールアップイメージ図

スケールアップ・ダウンの要求事項
自動化するうえでの要求事項として、以下のようなことが考えられます。
『毎週金曜日の12:00~日曜日の深夜2:00までの間アクセスが集中するため、金曜日の8:00~月曜日の4:00までの間インスタンスタイプを変更したい。
但し、金曜日や月曜日が祝日の場合は、その分スケールアップは前日にスケールダウンは翌日にずらしたい。』

このような要求事項に対してもA-AUTO 50では、休日を考慮した自動スケジュールによって、要求を満たした自動化が実現できます。

インスタンスのスケールアップ・ダウンの自動化”の具体的な進め方や、Amazon EC2 API Toolsを使用したスケールアップ・ダウンのサンプルバッチをA-AUTO 50のブログでまとめています。実際の構築手順はこちらを参照してください。
AWSのインスタンスタイプの変更をスケジューリングしインスタンスタイプを最適化する

また、リソース負荷状況を長期的に分析するためには、同じくブログにて『AWS のリソース使用状況レポートを自動生成しインスタンスタイプの最適化を図る』の【カスタムメトリクスデータ送信編】【メトリクスデータ収集・整形編】【Excelレポート生成編】と、全3回で実践手順を記載していますので、参考にしていただけます。

実際に試してみた時に、不明な点がある場合は、コミュニティをとおして質問していただくことができるので、コストの最適化に是非ご利用ください。

なお、スケールアップ・ダウンを行う際には、インスタンスの再起動が必要となります。このため、夜間などスケールアップ・ダウン処理中はサービスの提供を停止可能なサービスである必要があります。

記事掲載:2015年7月27日